ゲームの感想やオフライン活動の紹介などを交えたぼちぼち日記。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
カイロ・レンが果たした役割
カイロ・レンくんにハマりました。
カイロ・レンくんにハマりました。
とにかく新キャラ(レイ、フィン、ポー、ハックス将軍)みんな素敵でした。
カイロ・レンが果たした役割について考えます。
完全ネタバレなのでたたんでおきます。右下からどうぞ。
カイロ・レンが果たした役割について考えます。
完全ネタバレなのでたたんでおきます。右下からどうぞ。
とにかく弱いカイロ・レン
カイロ・レンくんを知ったのは、テレビCMがたぶん最初だと思います。
ダース・ベイダーの跡を継ぐ強大な敵が現れた……最初は思いました。
でもすぐアレっ???ってなります。
イライラしてライトセーバーで計器ある壁ガリガリしちゃう時点でアレ?と思います。
しかも、意味深なマスクもすぐ脱ぎます。
レイにつっこまれてすぐ脱ぎます。
しかも現れた顔は…なんというか……ふつう。
そうなんです、普通なんです。普通の若者。
ハックス将軍みたいな超イケメンでもなく、顔が傷だらけだったりするわけでもなく。
ちょっと弱そうにすら見えます。
でも。
でも。
よく考えてみればダース・ベイダーも、あの黒いマスクを脱いだ瞬間
「あ……普通のおじさんだ…しかも弱そう。こんな人が…?」
そう思いました。
普通の人が悪魔のように見える…カリオストロの城でもありました。
鎧?に身を固めた暗殺集団、五右衛門に切られて現れた素顔はどこにでも居そうな普通のおじさんでした。
カイロ・レンが弱すぎるという感想はよく目にします。
カイロ・レンが弱すぎるという感想はよく目にします。
実際私もすごい弱いと思いました。
精神が不安定すぎてベイダーのマスクに話しかけちゃいます。
自分を必至に鼓舞してます。
痛々しいです。完全に中二です。
チューイから打たれてひどい怪我を負っていたとはいえ、フィンにも苦労してます。
チューイから打たれてひどい怪我を負っていたとはいえ、フィンにも苦労してます。
最初からフォース使えばいいのに、ライトセーバーで戦おうとします。(なんで?)
そして、覚醒したレイにセーバー戦で負けます。
191センチも身長あって、体格だってレイよりずっとしっかりしてるのに負けちゃいます。
弱い。果てしなく弱い。
しかし、カイロ・レンは弱くてはなりませんでした。
弱い。果てしなく弱い。
しかし、カイロ・レンは弱くてはなりませんでした。
感想1でも言いましたが、彼は成長途中のキャラなのです。
そして、感想2でもいいましたが、フォースの覚醒は一見、
過去作をなぞっているだけのようにみえて
過去作をなぞっているだけのようにみえて
実は新しいことを色々取り入れています。
その一つが彼なのです。
ダース・ベイダーに憧れる普通の若者。
ただし彼はフォースを持ち、ダークサイドに落ちた悪役です。
ダース・ベイダーに憧れる普通の若者。
ただし彼はフォースを持ち、ダークサイドに落ちた悪役です。
もしカイロ・レンがベイダー卿のように、壮年で精神的に成熟した大人の男性であったなら…
(いや、ベイダー卿もイラっとしたら同僚の首締め上げたりしてたけど)
ベイダー卿のように圧倒的なカリスマをもった人なら…
それはただのベイダー卿のレプリカにすぎません。
構成やネタなどでスターウォーズらしさを出しながら、
それはただのベイダー卿のレプリカにすぎません。
構成やネタなどでスターウォーズらしさを出しながら、
人間を描くという面では違うことをしようとしている気がします。
超人ではない一般的な…ごく普通の人々がヒーローになる…
レイですら、腕っぷしは強いけれど圧倒的な悪の前に怯えもする普通の少女らしさがあります。
(ちなみにレイア姫はどんな時でも気丈というか、やる気まんまんで戦ってました。すごい)
覚醒のお手伝いカイロ・レン
レイは今作では最後まで素性が分からず、またオビ=ワンのような師もなく、
覚醒のお手伝いカイロ・レン
レイは今作では最後まで素性が分からず、またオビ=ワンのような師もなく、
ルークやアナキンがしてきた修行的なものはしないままフォースを使います。
誰にでも使えるのか…いえきっかけはありました。
皮肉にも彼女のフォースを呼び覚ましたのは敵であるカイロ・レンです。
(これを指摘している人けっこういる感じですが、私もそう思う派です)
(これを指摘している人けっこういる感じですが、私もそう思う派です)
雪の中からライトセーバーをフォースで引き抜く場面も、
カイロ・レンのフォースで飛び出したセーバーが、レイのフォースにより軌道を変えて
レイの手の中におさまった…という風に見えました。
つまりここでもカイロ=レンのフォースの力を利用しているように見え、
悪役によりフォースの力が覚醒するという今までと違う構図になっています。
壮大なる親子喧嘩ふたたび
カイロ・レンとソロの関係についても、
壮大なる親子喧嘩ふたたび
カイロ・レンとソロの関係についても、
エピ6をなぞっているようでいて、実際は真逆の展開になります。
助けを求める息子、その結果死ぬ父親。そこは全く同じです。
エピ6では父は精神的に救われ、
エピ6では父は精神的に救われ、
結果的にダークサイドからライトサイドへと戻ってくることが出来ました。
しかし今作では、父に救いは来ず、
息子は結果的に完全にダークサイドへ堕ちたように見えました。
息子は結果的に完全にダークサイドへ堕ちたように見えました。
ベンに殺された時のソロの思いを考えると涙が溢れそうになります。
最後の瞬間までソロは、ベンを信じていたのではないか…そう思うからです。
そして、サーガの通過儀礼とも呼べるこのシーンで、
カイロ・レンのキャラクターがまた生きてきます。
弱く不安定だからこそ、ソロとのあの会話が成立し、
私のように「あれ、ここでライトサイドに寝返っちゃうのか」と思った観客を
一気に奈落へ突き落とすのです。
一気に奈落へ突き落とすのです。
そしてレン君が好き。
全体的な印象としては多くの人と同じように
レン弱っっっって感じたわけですが
いいのです。この弱さとダメさが母性本能くすぐります。
レン君はいろいろ危なっかしいので、ちゃんと見守ってあげないといけない気がします。
余談ですが、カイロ・レンはレイのことを昔から知っていたのでは…と少し思いました。
余談ですが、カイロ・レンはレイのことを昔から知っていたのでは…と少し思いました。
2回目を観に行って確認したいのですが、
レイがフォースを使って拘束具から逃げ出した時
「まずい、女がフォースを使い始めた」的なことを言ってた気が。
フォースは誰でも簡単に使えるものではありません。
それは彼自身が一番よく知っているはず……つまり
レンはレイがフォースを使う素質があることを知っているのでは…
レンはレイがフォースを使う素質があることを知っているのでは…
となんとなく思いました。
※2回目見たら記憶違いあったので、文章を少し修正しました。
※2回目見たら記憶違いあったので、文章を少し修正しました。
PR